セミナー開催情報

セミナーレポート

企業で求められる喫煙対策 〜加熱式たばこの可能性を考える〜

2019年6月7日(金) @TKP東京駅日本橋カンファレンスセンター ホール5B

2020年4月に施行される改正健康増進法に向けて、企業においても喫煙対策が注目を浴びています。そこで今回は、喫煙課題や社員の健康問題に関心を持つ総務部門の方を対象に、様々な視点から喫煙対策セミナーを開催させていただきました。

Program 1 今求められる社員のWell-beingと喫煙問題
総務の今を知り、これからの総務を創る
講師:月刊総務編集長 豊田健一

まずは、日本で唯一の総務部門向け専門誌である月間総務の編集長・豊田氏より、総務や人事の最前線で起きている大きな流れについてお話をいただきました。キーワードは、生産性からWell-beingへ。生産性を上げるためのベースとなる社員の健康向上に対して、意識が高まっているそうです。Well-beingとは、心身ともに、さらに社会的にも健康な状態を指し、満足した生活を送れる状態にあること。一言で言うなら社員が『幸福な状態』をいかに生み出すか。幸福な社員は、そうでない社員と比較して創造性が3倍、生産性が1.3倍高いというデータもあるそうです。上司と部下とのコミュニケーションから、喫煙所の課題などを含めたオフィスづくりまで、様々なヒントをいただきました。

Program 2 組織コミュニケーションとコラボレーションにつながる喫煙環境のあり方 講師:作家/業務改善・オフィスコミュニケーション改善士 沢渡あまね

次にご登壇いただいた沢渡氏は、年間平均5冊の著書を執筆し、累計21万部を超えるベストセラー作家でもあります。個々人のメンタリティに依存するのではなく、仕組みや環境で『コミュニケーション』を活発にし、そこから価値ある『コラボレーション』を生み出していく。そのために総務部門が担うべき役割や手法について語っていただきました。異なるバックボーンを持つ人同士をつなぐためには、その間にある壁を取り除く必要があります。喫煙者と非喫煙者の間の壁で言うと、喫煙中の問題がクローズアップされがちですが、実は喫煙後のニオイ問題こそ最大の障壁だということです。喫煙者が執務空間にニオイを持ち込みにくい加熱式たばこの可能性についても言及されていました。

Program 3 加熱式たばこのリスク低減の科学的評価 講師:フィリップ モリス ジャパン合同会社 広報
企業喫煙対策推進本部&渉外担当 エグゼクティブ 水嶋啓悟

ここからは、フィリップ モリス ジャパンの社員より、加熱式たばこの特徴やデータ、企業さまの喫煙対策事例などを紹介させていただきました。まずは加熱式たばこのリスク低減に関する科学的評価について。紙巻たばこにはニコチンとタールが含まれていますが、専門家の見解によると、喫煙関連疾病を引き起こす原因となるのは、たばこ葉が燃焼したときに発生する煙に含まれる化学成分が原因ということがわかっています。加熱式たばこは火を使わないため、灰や煙、副流煙が出ないことが特徴であり、紙巻たばこと比較して有害性成分の量が約90%以上低減されるというデータが出ています。もちろん大前提として禁煙がベストであることは間違いありませんが、ドラスティックな改革が難しい場合は、加熱式たばこへの切替え促進も選択肢の一つになるのではないでしょうか。

Program 4 企業における喫煙環境整備 ポイントと事例紹介 講師:フィリップ モリス ジャパン合同会社 広報
企業喫煙対策推進本部&渉外担当 エグゼクティブ 佐野秀生

最後は、たばこの煙のない職場環境に向けて取り組んでおられる企業さまの実例紹介です。社員1,000人以上の企業の総務担当600名にアンケートをとったところ、60%程度の方が喫煙関連の課題を感じている一方で、実際に対策を進めている企業は20%程度という結果になりました。「課題ではあるが対策ができていない」という企業さまが非常に多いことが分かります。そうした課題をお持ちの方々に向けて、まず何から始めればいいのか、喫煙者から反対意見が出た時にはどう向き合うべきかといった点に加え、各施策の導入プロセスや実施後の声もご紹介させていただきました。参加者の皆さまに、少しでも手掛かりを得ていただければ幸いです。